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時をかけるペントハウス


CONCEPT

一級建築士設計事務所R.E.A.D. & Architectsが手掛けた、祖父母が暮らした和風の住居を孫の施主様が受け継ぎ、子育てしやすい現代的な環境へと部分リノベーションした自由設計の事例です。

鉄骨3階建ての最上階、いわゆるマンションというより戸建てに近い構造。
都内の静かな住宅街にあって周辺に高い建物もないため、住空間には全方向から光が差し込み、どの方向にも眺望が抜ける絶好の環境。

R.E.A.D. & Architectsの岡田氏は、この条件を生かした「都心の開放的なペントハウス」のような住戸をイメージしたそう。
また、この建物自体がもともと別の建築家設計ということもあって、当時のコンセプトも活かしつつ、加えるだけではない「引き算」の発想で新たな空間を生み出そうと考えました。

ダイニングのサイドボードは明治時代に御祖父様がオーダーで作らせたもので、施主様にとってはかけがえのないたからもの。
このサイドボードを家族の暮らしの中心に置くこと、子供の出入りがわかる位置にキッチンを配すこと、この2点は施主様たっての希望でした。

施主様の思い入れに際し、岡田氏は色濃く残る「和」の要素を、壁や床のシンプルな配色やインテリアをベースに纏め上げます。
思い入れのある障子などの建具、扉のほとんどは、再利用したいという施主様のリクエストを受け、張り地や塗装を変え、再利用。
元の建具に加え、これから迎え入れる家具にまでと、様々な樹種との相性もシミュレーションして住まい全体を「現代風」にチューニングしました。

リノベ後の新しい住まいは随所に歴史が息づき、心地よく融合し、あたたかい家族のぬくもり溢れる住空間となりました。

設計・プランニング:R.E.A.D. & Architects 岡田一樹、岡田絢子、瀬戸暁斗

PLAN

OUTLINE

面積 120㎡以上 ブランド 自由設計
間取り 4LDK以上 テイスト モダン/ジャパンディ
建物 マンション 住居構成 ファミリー
価格帯 非公開    

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