ホームオートメーションで叶える、もうひとつの「ホテルライク」
CONCEPT
都市生活の利便性と快適さを享受したタワーマンションでのリノベーション事例。
タ、タワマンで…?築15年とのことだが、いったいどこをどのように改修するというのだろう。
施主に聞いてみた。
「例えば、カーテン1つでもオートメーションで操作できるならば、ホテルライクというより、もはや「ホテル」の域。これを体現したかった」
ホームオートメーションとは、家庭内のさまざまなデバイスやシステムを自動化し、家全体を効率的に管理することを目的としている。
照明、暖房、冷房、セキュリティカメラ、電気機器などデバイスを統合し一元管理、家庭内の住宅設備を一括して制御、操作する。
スマートフォンやタブレットで外出先からでも操作・監視が可能。
この事例では、KNXシステムというホームオートメーションシステムを採用している。
施主が考える「ホテルライク」とは、昨今定着している「インテリアや設備が洗練されている空間」とは一線を画す。
例えば、ホームオートメーションを基盤とした、ベッドサイドからでも少ない操作で快適なシーンを決められる便利さの実現。
「朝起きて天井を見上げると、眩しい照明が目に入るのってどうなのかなと。目覚めたての体は、明る過ぎない心地いい光でスタートしたい」
寝室をはじめ、どの部屋のライトもふんわり優しく灯る。
スイッチひとつでお好みの光量にチューニングができて、もちろんブラインドも自動で開閉する。
インターネットに接続して家電を操作するIoT家電も浸透しつつあるが、エアコンならエアコン、洗濯機は洗濯機、テレビはテレビと、個別のアプリで操作しなければならない。
その点、KNXシステムはひとつでいい。スマホでもタブレットでも、そこから遠隔ですぐ操作できる。
「だって、便利ですから」
最新のITツールを駆使した利便性と安全性の提供、住まい手のニーズに細かく対応できる住環境は、贅を尽くしたホテルまで行かなくても、ホームオートメーション化した自宅で味わえる時代となった。
「例えるなら、ビュッフェ。日本にも海外にも、どちらもいいものがあるので、両方を使えばいいっていう感覚」
最新のITツールを駆使した利便性で住まい手ニーズに細かく対応する住環境は、贅を尽くしたホテルまで行かなくても、ホームオートメーション化した自宅で味わえる時代となった。
世界で500以上のメーカーが8,000種ものKNX対応機器を販売しているが、導入コストやプライバシー保護の懸念などエンドユーザーへの浸透にはもう少し時間を要するだろう。
PLAN
OUTLINE
面積 |
70~89㎡ |
ブランド |
自由設計 |
間取り |
2LDK |
テイスト |
モダン/HOTELライク |
建物 |
マンション |
住居構成 |
ファミリー |
価格帯 |
1200万円以上 |
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