今日も我が家に足が向く。購入20年目のフルスケルトンリノベ
CONCEPT
LDKのサイドボードに飾られているのは、ご夫婦の結婚式での一幕、娘さんのファーストシューズ、成人式の晴れ着ではにかむ娘さんの姿。
いまは最年少の家族(トイプードル)も加わって、3人と1匹のにぎやかな日々。
結婚当初に購入した今の住まい。
20年の暮らしの中で、和室をはじめ改修を考える箇所が目に付くようになってきた。
気になるところだけをリフォームしながら住み続けるか、これからの生活に合わせてフルスケルトンで刷新するか。
コストと理想を秤にかけた結果、引っ越しも兼ねる気持ちで、フルスケルトンでのリノベーションを選択。
それから、4社に渡り見積を取った。
終盤で問い合わせたReoLaboに心を決め、オリジナル定額制プラン「Style-J」にて本格的に打合せをスタート。
奥様の希望は、パントリー・キッチン・LDKの回遊導線をつくること。
大胆なオレンジにテンションが上がる、パントリーの壁紙。
打合せの際なんとなく開いたサンプルBOOKでパッと目に留まったページに、ピンときて即決したのだそう。
ペットのいる暮らしならではの「パントリーに扉を付けるか否か」という問題は、今回最も悩ましかった。
備蓄品へのいたずら防止として扉を設けたほうがいいのはわかる。でも、スムーズに行き来したい…考えた末、付けない選択に。
今となればガサガサ漁ることもなく結果オーライだったが、「こればかりはペットのパーソナリティによるのかも…」と旦那様。
キッチンは、製品とLDKの間取りとを兼ね合いながら、どの「向き」にするか試行錯誤を重ねてこの位置に。
配管工事に伴う底上げで生じた段差も「足元が不安になる時が来たら、スロープ付ければいいや」と、今のところ支障なし。
「それと、食洗機は神様!」
この家を買った当時、駆け込みで申し込んだため食洗器を入れられなかったことがずっと心残りだった奥様。
憧れの食洗器に加え作業台もワイドになり、使い勝手の良さに大満足。
あんなに小さな靴で歩き始めた娘さんは、いまや学業に遊びにと奔走中。
「大学3年生なので、思う存分遊んでくれって感じです」
2人同時に使用できるようにと、カウンターをL型に造作した洗面室。
母と娘が同時に使うことは稀だが、2人ともミラーの前で座ってメイクするようになった。
今回のリノベーションで奥様が最もこだわったのは、10年後20年後に後悔しない家づくりをすること。
「結局、モノづくりじゃないですか、家も」
リノベ―ションは専門用語や知識が多く、素材、工程、工事内容までいかに分かりやすく伝えられるかという点は、施主と施工サイドのコミュニケーションにおいて大きく問われる。素材や仕様がどんなに優れていても、施主の納得を得られなければ始まらない。
打合せに有した8ヶ月は、施主も施工サイドもお互いに「伝わるまで伝える」時間だった。
「早く帰りたくて、全然飲みに行かなくなっちゃった」と旦那様。
「どれだけ遅くなっても、ぜったい家で眠りたい」と娘さん。
リノベーションしてみたら、図らずもみんな「我が家」に足が向くようになった。
PLAN
OUTLINE
面積 |
70~89㎡ |
ブランド |
style-J |
間取り |
2LDK |
テイスト |
ナチュラル/シンプル |
建物 |
マンション |
住居構成 |
ファミリー |
価格帯 |
1200万円以上 |
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