中古マンションを購入してリノベーションをする際に、無垢材などの自然素材を利用する方が増えています。
自然素材は、おしゃれな見た目がとても魅力的ですが、他にも自然素材を選ぶメリットが存在します。一方で自然素材にはデメリットも存在するため注意が必要です。
そこで今回は、リノベーションの際に自然素材を選ぶメリットやデメリットについて解説していきます。
読んでいただくことで、自然素材の特徴が分かり、きっと後悔のないリノベーションを行えます。
ぜひご一読ください。
リノベに自然素材を使うメリット
リノベーションの際に自然素材を利用するメリットには、3つあります。
安心して暮らすことができる
自然素材は、天然の木材をそのまま加工して使用しており、人体に害があるような有機化学物質が使用されていなかったり、配慮されているものが多くあります。
商品によって、アレルギーやアトピー対策に配慮されているものや、シックハウス症候群などの疾患にかかるリスクを考慮しているものも多いので、お子様からお年寄り、ペットを飼っているご家庭まで幅広い世代の方オススメです。
通常の新建材でも、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの含有率は、以前に比べてかなり少なくなっており、気になる方は、建築基準法のF☆☆☆☆(Fフォースター:ホルムアルデヒド放散等級の最上位規格)に対応した建材を選ぶと良いですね。
環境に優しい
自然素材は、廃棄するときにも土に還るため、環境を汚染する心配が少ないものポイントです。
暮らす人だけでなく、地球にとっても優しい素材であるといえますね。
自然素材は使うほどに味わいが出る
自然素材は、時間が経つにつれて変化していき、とても味わい深い色味になっていきます。経年によって劣化していくのではなく、さらに美しく変化していると考えることもできるでしょう。
また、長年の利用によって自然素材についた傷も、味わい深さをより一層引き立ててくれます。
そのため、自然素材の物件が普及されている欧米では、自然素材の家はメンテナンスを施していれば経年によって資産価値が向上することもあるのです。
また、新建材に比べ、そもそもキズや汚れが目立ちにくいということも特徴です。
新建材で作られる面材は工場で作られるプリント合板が基本となり、原則的に同じデザインパターンの繰り返しになります。
それに比べ、自然素材のフローリングや建具、キッチン面材は一枚として同じものは存在せず、特に広い面積に貼ったときに違いが顕著に現れます。自然でおしゃれな空間は、このような一枚一枚の表情の違いから生まれ出るものなのです。
リノベに自然素材を使うデメリット
自然素材の利用には、デメリットも存在します。
メリットだけでなくデメリットも確認した上で自然素材を検討してみてください。
日焼けなどを起こしやすい
自然素材は、年数を重ねるごとに表面の色味が変化していき、特に日の当たる場所では日焼けを起こします。
人によってはこの色の変化が気になる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、新建材でも日焼けは劣化は免れませんので、自然な風合いととらえるのが良いかもしれませんね。
特に色味を基準に自然素材を選んだ場合、時が経つにつれて色味が変化していくため、将来的には自分が気に入っていた色味で無くなってしまう可能性がある点に注意しましょう。
施工時間が長くかかる傾向がある
自然素材は、使用する木材によって施工時間が通常の建材よりも長くなる場合があります。
代表的な自然素材である珪藻土は、湿度調整機能に優れているだけでなく、脱臭・消臭効果もありとても人気です。
しかし、珪藻土は湿式工法のため、乾燥・硬化を待つ必要があり、その分、時間がかかります。
また、自然素材は施工後も定期的にメンテナンスが必要なものもあり、管理に手間がかかる点にも注意が必要です。
使っているうちに素材が変化する可能性がある
自然素材は、気温や湿度によって水分量を調節しているため、時が経つに連れて反りや割れが発生する可能性があります。
経年によって付いた傷や痛みが「味わい」と感じる人もいる一方で、劣化したと感じる人もいるということです。
このような傷や反りを防止するためには、完全には防ぐことは難しいですが、出来るだけ濡らさないことや、定期的なメンテナンスが必要です。
費用が高くなる傾向がある
自然素材は、他の建材と比較して費用が高額になる傾向があります。
使用する材料によって費用は変わりますが、およそ1.5〜3倍程度の費用が必要な場合もあります。
加えて定期的なメンテナンス代も発生するため、総合的な費用はどうしても高めになります。
ReoLaboの自然素材を使ったリノベの特徴
ReoLaboの自然素材を使ったリノベの一番の特徴は、定額で行うことが可能だということです。
自然素材を使ったリーズナブルな商品を取り揃えています。
また、定額制リノベーションの商品により、いくつかのデザインの建材から好きなものを選ぶことができます。
それぞれに特徴があるため、ご自身に合ったものを選んでみてください。
無垢フローリング:一枚板
無垢フローリングは、最も木材の特徴を生かすことができる材料です。板を張り合わせずに木をそのまま利用するため、木が持っている色味や風合いを存分に楽しむことができます。
利用によって傷ができたとしても、サンダーをかけることで新品同様の状態に戻すことも可能になります。
ただし湿気を含めば膨らみ、乾燥する冬は縮むため、伸縮が激しくヒビ割れや、ささくれ(毛羽立った状態)が発生しやすい点に注意しましょう。
無垢フローリングの本体価格は一枚板を使用しているため、高額な場合が多いです。
しかし、ReoLaboでは定額制リノベーション商品によっては標準装備となっており、費用の増加を気にすることなく無垢フローリングをお選び頂けます。
突き板フローリング:合板
突き板フローリングとは、0.2mm〜0.5mmほどに薄く削いだ木材を、基材に貼り合わせているフローリングです。
見た目は無垢フローリングと同じ天然素材ですが、木材を薄くスライスしている分、コストパフォーマンスに優れているだけでなく無垢フローリングに比べ、反りやひび割れが発生しづらいという特徴があります。
一方で、無垢フローリングと比較すると、使用している表面木材の部分が薄いため、無垢フローリングのように削ってメンテナンスをすることができません。
突き板フローリングも、通常のシートフローリングと比較して料金がやや高くなります。
シートフローリング
シートフローリングは、木目柄がプリントされたシートが表面に貼られているフローリングです。
水汚れに強いだけでなく、時間の経過によって反り、割れを起こしにくいという特徴があり、また、水や汚れに強く、メンテナンス性に優れます。また、素材は均一のため個体差がなく「サンプルと実際の色味が違う」という事態も発生しません。
さらに、無垢フローリングや突き板フローリングと比べて、シートフローリングは選べる色合いが豊富というメリットがあります。
ただし素材が均一で変化しないということは、素材の違いや変化を楽しむことができかせん。加えて、傷が目立ちやすい点にも注意が必要です。
突き板フローリングは無垢フローリングよりは安価ですが、シートフローリングと比べると高くなります。
ReoLaboにおいては、定額制リノベーションプランの中に含まれてはいませんが、ご希望であれば施工可能な場合ありますので、お気軽にご相談ください。
自然素材を使ったリノベならReoLabo
自然素材を使ったリノベーションは、木材の良さをそのまま生かして行うため、まるで自然の中で生活しているような感覚を楽しむことができます。
また、人や環境に優しく、子育て世代からペットを飼われている方など、幅広い年代の方が安心して暮らしていける点も大きな魅力ですね。
一方で、時間の経過によって色味などが変化していくことを楽しめるかどうかは人によって異なります。また、人と同じく生きていると言っても過言ではない素材ですので、定期的なメンテナンスが必要である点にも注意しましょう。
自然素材の良さは、文字だけでは全てをお伝えすることができません。本記事を読んでいただき、少しでも自然素材を利用したリノベーションに興味を持って頂けたなら、ぜひ、一度ショールームにお越しいただき、実際の質感に触れてみてください。