中古マンションを購入しリノベーションをするときに気を付けるポイント

中古マンションリノベーション

中古マンションを購入してリノベーションすることで、新築マンションに近い新鮮な雰囲気を演出できます。ですが、注意しなければ却って損をしてしまうかもしれません。この記事では、購入した中古マンションをリノベーションするときに気をつけたいことについて解説します。

中古マンションをリノベーションする際はローンの金利が高くなる

中古マンションを購入する際、多くの場合は住宅ローンを利用します。ローンを利用することで、直ぐにお金が用意できなかったとしても、中古マンションの購入が可能です。ですが、リノベーションを行う場合、住宅ローンのなかに費用を組み込めていないと高金利のローンを別に利用しなければなりません。

リノベーションを行うときに利用するのが、リフォームローンです。リフォームローンの金利は、平均3.9%あたりだとされています。そのため、計画的に予算計画を立てずに好き放題リノベーションをしてしまうと、新築を購入するよりも費用がかかってしまうかもしれません。

リノベーションをするならリフォーム済みの中古マンションに注意

販売されている中古マンションのなかには、すでにリフォームを行ったあとの物件もあります。古い状態のままでは買い手がつかないと考え、リフォームをしてから売却する売り手は多いのです。

リフォーム済みの中古マンションの場合、売却価格には工事費用が含まれています。購入したあとに自らリノベーションをするのであれば、リフォームの有無は関係ありません。なので、わざわざ費用が上乗せされたリフォーム済み中古マンションを購入すると損をしてしまいます。

間取りの変更には限界がある

リノベーションをすることで、間取りも変更できます。間取りが変われば、リノベーション前よりも与える印象を大きく変えられます。ですが、間取りが変更できるといっても、限界があることは知っておきましょう。

マンションの基礎や柱といった部分は、リノベーションでの変更が不可能です。もし、これらも変更したいのであれば、取り壊して新たに立てるしかありません。

リノベーションをすると実際に住めるようになるまで時間がかかる

新築マンションであれば、購入後に直ぐ人が住めます。ですが、中古マンションを購入して、そこからさらにリノベーションをしようとすると、かなりの期間がかかってしまいます。

中古マンションをリノベーションする場合、設計期間におよそ2〜3ヵ月、さらに工事期間で1〜2ヵ月かかります。合わせて3〜5ヵ月の間は、人が住める状態ではありません。これらを踏まえてリノベーションを依頼しましょう。

築年数が古すぎると耐震性に問題があるかもしれない

日本における耐震基準は、1981年に新しく定められました。そのため、1981年の前後では、建物の耐震構造が大きく異なります。新しい耐震基準は、もし大地震が発生したとしても建物が倒壊しないために、筋合いの強度や壁の量を増やすことを定めています。

日本は地震大国です。地震に対する警戒心は、より一層強く持っていなければなりません。リノベーションでもどうにもならないので、1981年よりも前に建てられた中古マンションは、購入を避けたほうがよいでしょう。

リノベーションを前提に中古マンションを購入するのなら不動産会社選びに注意

中古マンションをリノベーションする際は、住宅ローンを踏まえた予算計画や変更できる範囲などを熟知しなければなりません。中古マンションを購入する段階で、どのようなリノベーションを行うのかしっかりと検討しましょう。

そのためには、信頼できる不動産会社選びが欠かせません。リノベーションに関する理解が深い不動産会社であれば、予算計画に関する相談や変更できない部分の確認もしてもらえるでしょう。

リノベーションをする場合はより計画的にマンションを購入すること

マンションの価値において、中古は新築にどうしてもかないません。ですが、リノベーションによって、新築マンションとは別方向に価値を見出すことができます。そのため、中古マンションとは思えない新鮮さがアピールでき、住みたいと思える物件に生まれ変われるのです。

ですが、限度を踏まえて計画的に行わないと、新築マンションを購入するよりも費用が膨らんでしまう恐れがあります。注意点を踏まえて、計画的なリノベーションを行いましょう。

ReoLabo編集部

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