現在、中古マンションのリノベーション工事を検討されている方のなかには、費用面での不安をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。
そこで今回は、マンションのリノベーション工事の際に必要となる費用や大体の相場、費用を抑えるための工夫についてご紹介していきます。
中古マンションのリノベーションに必要な2つの費用
中古マンションのリノベーション工事を行う際に必要となる費用は、次の2つです。
・中古マンション購入費用
・リノベーション工事費用
以下、具体的にこれら2つの費用についてご紹介します。
中古マンション購入費用
中古マンションの購入に必要となる費用は以下の7つのものがあります。
・手付金(売買金額の5%程度)
・売買代金
・マンション取得諸費用(売買金額の10%程度)
・引越し費用
・管理費・修繕積立金
・不動産取得税
・固定資産税
リノベーション工事費用
リノベーション工事は、「表層リノベーション」と「スケルトンリノベーション」の2種類に分けられます。
表層リノベーションの場合は、あくまでも見える部分だけの工事となりますが、スケルトンリノベーションの場合は、間取りの変更のほか、表面的には見えにくい配管や、下地材、外周内壁、断熱材の交換工事も可能です。
そのため、表層リノベーション時と比較し、スケルトンリノベーションのほうが大掛かりな工事となり、一般的に費用が高くなる傾向にあります。
一般的な中古マンションのリノベーション費用相場
スケルトンリノベーション時の費用相場は、1㎡あたり、10〜15万円とされていますが、使用する建材や設備により、かかる費用は大きく変わってきます。
※工事見積・費用は、諸条件により変動しますので、事前に現地調査が必要となります。
とくにリノベーション費用に大きく影響をおよぼすのは、次の6つの項目となります。
・部屋の専有面積
・間取り
・壁や床で使用する素材
・キッチン部分
・風呂部分
・特注箇所の有無
以上6つの項目のうち、「壁や床で使用する素材」「キッチン部分」「風呂部分」「特注箇所の有無」の4つについては、どこまでこだわりをもって建材やメーカー、グレードなどを選択するかが、費用アップの分かれ道となります。
リノベーション費用を抑えたい!3つの工夫
では、リノベーション費用を少しでも抑えたい場合には、どのような工夫をすればよいのでしょうか。
ここでは、リノベーション費用を抑えるための工夫3つを取り上げます。
・素材を変更し、コストダウンを図る
・そのまま使用可能な箇所は再利用する
・標準仕様のものを上手に活用する
素材を変更し、コストダウンを図る
当初考えていた素材では予算オーバーをしてしまう場合は、似たようなデザインで低価格の素材を選択することで、費用を抑えられます。
そのまま使用可能な箇所は再利用する
あえてフルリノベーションにこだわるのではなく、そのまま使用できる箇所はそのまま再利用することで、費用を削減できます。
標準仕様のものを上手に活用する
標準仕様の商品のなかにも、デザイン性に優れたおしゃれなものも多数用意されています。コストを抑えるためには、こだわり抜いたハイグレードなものだけではなく、標準仕様のものも上手に活用していくことが必要です。
費用を抑えるには定額制リノベーションの活用も
このほかにもリノベーション工事の費用を抑えたい場合、有効な方法としておすすめなのが定額制リノベーションの活用です。
定額制リノベーションとは、あらかじめ決められた設備や仕様のなかから好みのスタイルを選べるプランで、価格設定が明確であるというメリットがあります。
【まとめ】信頼できる業者への依頼が満足度の高いマンションリノベーションへの第一歩!
今回は、マンションのリノベーションにかかる費用や相場についてご紹介しました。
リノベーション工事は、依頼する事業者によって必要となる費用が異なります。そのため、業者選定時には、信頼のおける依頼先を見つけることが、より希望のリノベーション工事への第一歩です。