年代物ならではの個性的な雰囲気が魅力のヴィンテージマンションは、資産価値の高い物件として人気です。今回はヴィンテージマンションの購入を検討している方のために、ヴィンテージマンションの特徴やリノベーションするメリットやポイントをご紹介します。
リノベーションで人気のヴィンテージマンションの特徴3つ
一般的なマンションは、築年数が経つにつれて資産価値は下がっていくものです。しかしヴィンテージマンションは、築年数が経過してもなお入居者が多かったり、購入金額が高かったりします。ここではヴィンテージマンションの定義や特徴についてチェックし、その魅力をひも解いていきましょう。
1.築後10年以上経っている
もともと「ヴィンテージ」という言葉はワインの製造工程や、熟成されたワインを指す専門用語として使われていました。
その後「価値の高い年代物」という意味合いで、楽器や衣類にもヴィンテージという言葉が使われるようになったのです。
ヴィンテージと呼ばれるものの定義は明確にはありませんが、一般的には「10年以上前につくられたもの」を指します。つまり、「築後10年以上が経っている物件」がヴィンテージマンションの定義です。
2.立地がよくデザイン性が高い
ただ古いだけではヴィンテージマンションとは呼ばれません。ヴィンテージマンションと呼ばれる物件は、「立地がよい」「デザイン性が高い」などの特徴があります。
とくに都内で人気の地域に建てられているケースが多く、人が集まりやすいのも、買い手側の購入意欲を高める要素です。
また、建てられた当時の年代を感じさせるようなレトロなたたずまいは、多くの人を惹きつけます。
3.管理体制が整っている
ヴィンテージマンションは築年数が10年以上経っていることから、建物を維持するための管理体制がしっかりと整っているケースが多いです。定期的なメンテナンスはもちろん、すでにリノベーションが施されていることもあります。
ヴィンテージマンションをリノベーションするメリット3つ
ヴィンテージマンションをリノベーションするメリットは3つあります。
・使い勝手が悪い部分を改装できる
・自分好みの家づくりができる
・資産価値が高い
ヴィンテージマンションは10年以上の築年数が経過していることから、古くなっている部分や、使い勝手が悪い部分もあります。
リノベーションすることで生活スタイルに合った快適な空間ができるでしょう。部屋を自分の好きなテイストに変えられるため、愛着も湧いてくるはずです。
リノベーション後、もしもマンションを手放すことになっても、資産価値が高いことから高額で売却できる可能性もあります。
ヴィンテージマンションをリノベーションする際のポイント
リノベーションとは、間取りを変えたり、機能性のよい用品をつけ足したりして「既存の建物に新しい価値をプラスすること」です。リフォームよりも大がかりな作業になるため、理想のマンションづくりを目指すなら、次のポイントを心がけましょう。
ヴィンテージマンション本来の味をどこまで残すか
ヴィンテージマンションは、そのレトロな外装や内装にこそ価値を見出す人が多いものです。
リノベーションはリフォームよりも大がかりな工事が行われることが多いのですが、快適さを優先するあまり大幅に建て替えてしまうと、そのマンション本来の味が失われてしまいます。
ヴィンテージマンションをリノベーションする場合は「そのまま残す部分」と「改装する部分」のバランスに気をつけましょう。
ヴィンテージマンション似合うインテリアを配置
ヴィンテージマンションに合うインテリアを配置すれば、より一層ハイセンスな部屋になります。
ステンレス製のカウンターやテーブルを設置してインダストリアルな雰囲気を演出したり、レンガ調の壁紙に板張りの床、木目調の棚などを合わせてカントリー調の部屋に仕上げたり、好きなイメージに合ったインテリアを組み合わせてみましょう。
【まとめ】リノベーションで雰囲気あるヴィンテージマンションに生まれ変わる
ヴィンテージマンションは、「価値の高い年代物」として重宝されています。
築年数は10年以上経過していますが、ただ古いだけではなくおしゃれな外装や内装、そして恵まれた立地と徹底された管理体制が買い手側の購入意欲を引き出すのです。
ヴィンテージマンションをリノベーションすることで、マンション本来の味を残しつつ快適な空間へと生まれ変わります。
リノベーションの際は、残すべき部分と新調する部分のさじ加減に気をつけつつ、理想のイメージに合ったインテリアを配置して、レトロモダンで快適な部屋づくりを目指しましょう。