ソーラーパネルの寿命って何年?劣化する原因や長持ちさせる方法を解説!

一般家庭の屋根に設置されたソーラーパネル。
ここ最近、よく見かけるようになりましたよね。

ソーラーパネルを自宅に設置することで、太陽光による発電をし、家庭でそれを使えることから、節電になると話題になっています。この記事をお読みの方の中にも、ソーラーパネルの設置を検討されている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで気になるのが、ソーラーパネルの寿命や長持ちさせるためのメンテナンスについて。せっかく設置しても数年で壊れてしまっては、買い替えの費用ばかりがかさんでしまい、節電どころではなくなってしまいます。

本記事では、ソーラーパネルが劣化する原因や寿命、長持ちさせるための方法などを詳しくご説明します。

ソーラーパネルは劣化するの?

一般的に長期にわたって使い続けられると言われているソーラーパネル。
しっかりとメンテナンスを行っていれば、30年以上長持ちするものもあります。しかし、使っているうちに少しずつ性能が劣化していくのは確かです。
経年劣化したソーラーパネルは発電効率が悪くなり、設置したばかりの頃と比べると発電量が少なくなってしまうと言われています。

ソーラーパネルの劣化の原因

ソーラーパネルは一般家庭であれば、通常、屋根の上に設置されるため、枯れ葉や鳥の糞、花粉や黄砂などの汚れがつくことが多いです。
パネルの表面は強化ガラスでコーティングされているため、簡単に割れることはありませんが、台風などによる飛来物で破損するケースも多く、これらの汚れや破損がソーラーパネルでの発電電力低下を招くことも。
ほかにも、パネル内部の配線の腐食などといったトラブルも、ソーラーパネルの劣化として多く見受けられます。

ソーラーパネルの寿命は?

国税局が定める太陽光発電システムの法定耐用年数は17年となっています。
これは、17年間、毎年一定の割合だけ設備費用を原価償却費として経費計上することを指していますが、「17年で買い替えろ」という決まりではありませんし、「寿命」とも別物です。
実際のソーラーパネルやパワーコンディショナーの寿命を確認してみましょう。

ソーラーパネルの寿命

ソーラーパネルは、それ自体には可動部分がないため、故障が少ないのが特徴。そのため、先ほどご説明した法定耐用年数の17年を超えても問題なく使用できるケースが多いです。

各メーカーによる期待寿命は20~30年とされていますが、メンテナンスの仕方によっては、もっと長く使える場合も十分にあり得ます。

お金をかけて設置したソーラーパネル…こうなってくると、徹底的にメンテナンスを行い、最長寿命を更新したくなりますよね。

パワーコンディショナーの寿命

パワーコンディショナーとは、ソーラーパネルで発電した直流電力を、家庭用の交流電力に変換する機械です。
直流電力のままでは家庭で使用できないため、ソーラーパネルを設置する際は、このパワーコンディショナーの設置も必須になります。

肝心のパワーコンディショナーの寿命ですが、こちらは可動部分が多いため、一般家電同様、10~15年と言われています。
しっかりとメンテナンスを行えば、もう少し長持ちする可能性はありますが、パワーコンディショナーが故障すると、せっかく発電した電力を使うことができないため、不具合に気づいたらすぐに修理をするようにしましょう。

ソーラーパネルを長持ちさせるためにはどうしたらいい?

時間やお金をかけて設置したソーラーパネルですから、できるだけ長持ちさせたいですよね。
では、ソーラーパネルの寿命を延ばすためには、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。
具体的には3点あるので、各々確認しましょう。

定期点検で不具合をチェック

2017年に施行されたFIT法により、太陽光発電システムには定期メンテナンスが義務づけられています。
メンテナンスの推奨頻度は4年に1回以上とされているため、最低でもこの頻度で業者に依頼してメンテナンスを行うのが良いでしょう。

また、常に屋外に設置されているソーラーパネルは、鳥の糞やほこりなどの汚れがつきやすく、台風で飛んできた小石などで表面に傷がつくこともあります。
そこから湿気が入り込み、内部の装置が傷んでしまい、故障してしまうことも。

ソーラーパネルは自分で状態を確認するのは難しいため、定期的に業者へ依頼してメンテナンスを行ってもらいましょう。

花粉や黄砂の後は清掃を

春先に、花粉や黄砂で車のガラスが汚れているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、ソーラーパネルも同じように花粉や黄砂が付着し、汚れてしまいます。
ソーラーパネルが汚れていると、光が内部に届きにくく、発電量が落ちる原因に。
ソーラーパネルの力を無駄なく発揮させたいのであれば、花粉や黄砂の季節のあとに、専門業者に清掃してもらうのが良いでしょう。

ワイパーなどを使えば自分でも掃除できそう、と思う方も多いですが、慣れていないとソーラーパネルを傷つけてしまいます。
また、高所作業になり、危険を伴いますので清掃も業者へ依頼してメンテナンスを行なってもらいましょう。

メーカーや施工業者の保証を活用する

太陽光発電システムには、一般的に最低10年間のメーカー保証がついていることが多いです。
これは、太陽光発電システムを普段通りに使用していた際、システム機器が故障した場合に無償で修理を行ってもらえる保証のこと。
追加料金を支払うことで保証期間をさらに延ばすこともできるため、ソーラーパネルをできるだけ長く、お得に使いたい場合は活用することをおすすめします。

施工品質を考えて業者を選ぶ

ソーラーパネルや太陽光発電システムを長く使いたいと考える場合は、価格だけではなく、設置後のことも考えて工事業者を選ぶようにしましょう。
激安販売店と契約すれば初期費用は抑えられますが、ソーラーパネルの品質が悪く、メンテナンスの推奨頻度を超えてメンテナンスを重ねなければいけなくなることも考えられます。
その場合、ソーラーパネルを設置し続けるだけでもかなりのコストがかかってしまうことに。
節約のためにソーラーパネルを設置したはずが、ソーラーパネルのメンテナンスでプラスマイナスゼロどころか、マイナスになってしまうのは、あまりにも悲しいこと…。
ソーラーパネルを設置する場合は、適正価格かつ丁寧に工事してくれる業者を選びましょう。

定期メンテナンスはもちろん、設置業者選びも大切に!

一般的に寿命が長いと言われているソーラーパネルですが、さまざまな要因で発電電力量が低下してしまったり、破損してしまうことを解説しました。
また、お得にソーラーパネルを使い続けるためには、設置後のことを考えて、工事業者選びも重要になります。

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ReoLabo編集部

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