リノベーションを検討している場合、信用できる会社に依頼するために1社だけではなく、さまざまな会社から見積もりを取るケースもあるでしょう。
しかし、見積もりを依頼する方法や見積もりを確認する方法を誤ると、損をしたりリノベーションに失敗したりするケースがあるため注意が必要です。
そこで、リノベーションに関するトラブルを回避するために、見積もりで気をつけなければならないポイントやリノベーション会社に確認すべきことについて紹介します。
適正価格で依頼し、信頼関係を築けるように、上手に見積もりを活用しましょう。
リノベーション見積もり書を確認する際は「一式」に注意
リノベーションの見積もり書には「一式」といった表記がされている場合があります。
リノベーションの規模が小さい場合に見積もりや打ち合わせをスピーディーに行うために一式といった表記がされるケースが多いですが、比較的大きな規模のリノベーション工事や使用する素材や設備に特記すべき点があるにも関わらず一式と表記がされている場合は気を付けましょう。
悪質なリノベーション会社は、建設資材や数を表示できる内容であっても内訳を明記せず、相場よりも大幅に低い見積り額を提示し、追加費用を請求するケースがあります。
そのため、見積もりの内訳に一式といった表記が用いられている場合は、使用する建設資材や設備、施工方法などの説明を受け、書面で提出してもらう必要があるでしょう。
丁寧な説明がない場合にはリノベーション工事の途中に追加費用を請求される可能性があるため、ほかの会社に依頼するのが賢明です。
リノベーションの見積もりで気をつけるべきマナー
リノベーションの見積もりの依頼時に確認したい、4つのポイントを紹介します。
1. 相見積もりをする際のマナー
相見積もりをして、いくつかの会社の費用を比較する場合は、各リノベーション会社に対し、ほかの会社にも見積もりを依頼している旨を伝えましょう。
相見積もりをしていることを伝える際には、依頼しているリノベーション会社の名前や見積もり内容まで話す必要はありません。
他社と比較し、検討することを伝えれば、見積額を大幅に低くしたり高くしたりといったことがなくなり、他社との差別化を図るために適正価格で見積もりを作ってもらえるでしょう。
2. 見積もりを取りすぎないようにする
少しでも費用が安い会社を見つけたいという理由から、さまざまなリノベーション会社に見積もりを依頼するケースがあります。
しかし、見積もりを依頼したぶん打ち合わせで質問をしたり説明を受けたりするのに時間がかかります。
見積もりが多いと内容を理解できなかったり、内容を整理が難しくなったり、会社側とのやりとりに疲弊する可能性がでてきます。多くの見積もりを取れば、よいリノベーション会社に巡り会えるというわけではありません。
多くの見積もりを依頼することで見積もりの確認漏れがあったりといったデメリットのほか、断る際にも気力を使います。
気になる業者を絞ったうえで見積もりを依頼することが大切です。
3. リノベーション計画を変更しない
リノベーション会社は、見積もりを作る際に手間や人件費をかけています。そのため、契約に至らなかったリノベーション会社は見積もりを作る際にかかった費用や時間が無駄になるのです。
見積もりを依頼した後に、何度も「リノベーションプランを変更したい」「変更した場合の見積もりを依頼したい」などと申し出ると、契約するかどうかもわからない相手に対して時間はかけられないという理由で、無料見積もりすら断られるケースがあります。
リノベーションを検討する際、基本的には最初に依頼した見積もりの内容を参考に、業者を選ぶことがマナーです。
4. 過度な値引き交渉をしない
リノベーション工事にかかる費用は高額なため、少しでも工事費を抑えたいと考えるのは一般的ですが、過度な値引き交渉をように気をつけましょう。
適正価格で希望通りのリノベーションをするには、ある程度の費用がかかります。過度な値引き交渉をすれば、工事の品質とリノベーション費用が見合わなくなり、優良なリノベーション会社は工事を断る可能性があります。
可能な限り費用を抑えたい場合には、使用する建築素材の品質を下げたり工事の質を下げたりするほかないなど、満足できるリノベーションを行えないことがある点を理解しておきましょう。
【まとめ】リノベーション会社の無料オンライン見積もりを活用しよう
リノベーションの見積もりに関して疑問や不安を持ったまま施工を依頼するのではなく、十分に納得してから依頼するためにも、リノベーション会社と直接やり取りすることが重要です。
直接やり取りをすれば、リノベーションのアドバイス、リノベーションの技術やスタッフの対応力、誠実さなども同時に確認できます。
オンライン相談や無料見積もりを活用して、優良で安心して任せられるリノベーション会社かどうかを見極めましょう。