不動産ポータルサイトを見ていると、いろいろな物件が掲載されていて夢が広がりますよね。
こんなにたくさんの物件があり、探しはじめは『多すぎて選べない』と思っていたのに真剣に探し始めると、『欲しい物件が見つからない』となってしまう。不動産探しあるあるです。
始めはぼんやりしている不動産への要望事項が整理されてきて、すべてを満たす物件を探し始めるとなかなか大変な難題となってしまいます。
本日は、掘り出し物物件が見つかるかもしれない、物件探しテクニックを大公開いたします!
駅距離はプラス5分で
「最寄駅からの徒歩距離は何分までがご希望ですか?」とお聞きすると、「10分まで」というお答えがかなりの比率を占めます。駅距離11分に魅力的な物件があるかもしれません。ぜひ捜索範囲をプラス5分に広げましょう。
何もない線路沿いの駅歩10分よりも、商店街を抜ける駅歩13分の方が良かったりします。1,2分程度なら実際に歩いてみると、そんなに気にならないことも多いので、情報収集の段階では絞り込み過ぎないようにしましょう。
目的駅の周辺駅も要チェック
売買物件・賃貸物件を問わず、急行や快速が利用できるターミナル駅は人気があり値段も高くなります。隣の駅で探してみると割安で魅力的な物件に出会えたりします。
今回はポータルサイトでの物件探しですので、ならではのケースをご紹介します。
都内の物件などで、複数の路線や駅を利用できる物件の場合、駅を指定すると検索できない場合があるようです。
考えてみれば当然かもしれませんね。物件に紐づけできる路線や駅の数には制限がありますので、限定しすぎると思わぬ取りこぼしが発生してしまいます。近くの路線や前後2,3駅くらいは検索対象にした方が良さそうです。
物件価格プラス500万円を予算内にするには?
予算の上限を上げれば、より魅力的な物件が出てくるのは当然です。しかし、ここでは別の手段で予算内に入れる可能性を探りたいと思います。
一つ目は、『価格交渉』です!
この方法は、必ず成功するわけではありませんが、タイミングとこの価格なら絶対に買います!という強い意思表示で実現する可能性があります。
もう一つは『管理費・修繕積立金の合計金額の検討』です。こちらは他力本願ではない、現実的な作戦です。
500万円を35年ローン、金利0.6%で借りますと、月々の支払いは13,202円になります。管理費と修繕積立金の合計が月々40,000円の物件から26,798円の物件に変更すると、500万円分の物件価格をアップしても良さそうです。
少々極端な例ではありますが、ランニングコストを気にした物件選びと多少の価格交渉ができれば、500万円くらいの予算アップは狙えそうです。
築年数よりも管理状態
築10年以内くらいのいわゆる築浅物件はクリーニング程度で充分住めるため、リノベーションにはあまり向いていません。価格がまだ高いのでコストパフォーマンスが低いという意味です。
リノベーションするのでしたら、築30~40年程度経過して割安感が出ている物件を探したいところです。しかし、築年数が経てばたつほど管理状態の良し悪しで差が出てくるともよく感じます。修繕の履歴や積立金の累計額などの資料や、実際のマンションの状態の目視確認も非常に重要だと思います。1981年6月築の前(旧耐震)か後(新耐震)の大きな境目は別として、築20年か30年かの違いよりも管理状態の違いを重視した方が、結果的に良い物件に出会えると思います。
まとめ
現在のように不動産ポータルサイトが普及する前は、不動産業者と消費者の情報格差は圧倒的でした。不動産業者の紹介する物件の中から選ばなくてはいけないという状態です。しかし、不動産ポータルサイトのおかげで、理想の物件を自ら見つけ出せるかもしれません。活用方法次第です。
とはいえ不動産業者専用のネットワーク(レインズ)のみに流通している情報があることも事実です。不動産ポータルサイトとレインズを組み合わせて理想の物件を見つけ出しましょう!
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