予算別で知りたい!リノベーションでどこまで理想の家に近づける?

リノベーションをする際にまず行うことは、予算を立て、それに見合ったプランを立てることです。一戸建ては900~1,500万円程度、マンションでは700〜1,000万円程度の予算があればフルリノベーションが可能です。
予算が見積もりをオーバーしてしまった場合は、リノベーション内容に優先順位をつけ、「そのリノベーションは本当に必要かどうか」をよく考えてみましょう。

※工事見積・費用は、広さ、デザインのほか、諸条件により変動しますので、事前に現地調査が必要となります。

今回は、一戸建て、マンションのリノベーションについて、できる内容や範囲を予算別でご紹介いたします。

予算別!一戸建てリノベーションでできる範囲

一戸建ては築年数や建物の階数、木造か鉄骨造かなど住宅構造の違いによって、必要な予算が大きく異なります。
ここでは、延床面積30〜40坪程度の木造2階建てを想定した予算とできる範囲を3パターンご紹介します。

1. 予算600〜800万円:簡単な間取り変更・設備交換

600〜800万円程度の予算があれば、リビングに隣接する和室を一体化するなど、簡単な間取り変更が可能です。
また、バスルームや洗面所、トイレといった水まわりの設備の交換もできますが、外装の改修までは予算が足りない場合があります。

2.予算1,000〜1,500万円:簡単な間取り変更・設備交換・内装リノベーションが可能

予算が1,000〜1,500万円になると、できるリノベーションの範囲もグッと広がり、隣接部屋の一体化や設備の交換だけでなく、寝室や子供部屋、廊下などの内装リノベーションができます。

また、内装のリノベーションとともに、外壁や屋根の塗装を塗り替えたりといったことに予算を回すことも可能です。

3. 予算2,000万円〜:フルリノベーション可能

予算が2,000万円あれば、内装の模様替えや外壁の塗り替え・張り替えはもちろん、設備交換、間取り変更など、内外装フルリノベーションが可能です。予算の使い方次第では、窓サッシの取り替え、またはエクステリアを更新することもできます。

さらに耐震・断熱補強や二世帯住宅化などを希望する場合は、2,000〜2,500万程度の予算が必要になるでしょう。

予算別!マンションリノベーションでできる範囲

一般的に、マンションのリノベーションにかかる費用相場は㎡単価10〜15万円といわれています。この単価を平均値として、物件の広さなどさまざまな条件が重なり、価格が安くなったり高くなったりします。

ファミリー層の物件のボリュームゾーンでる専有面積60〜70平米のマンションをリノベーションするとき、どれくらいの予算でどこまでできるのでしょうか。3つの予算パターンで可能なリノベーションプランは次のとおりです。

1. 予算600〜700万円:水まわりや内装の一新

マンションの水まわりや内装を一新したい場合は、600〜700万円の費用が必要です。内装を既存のままにする場合は、隣接する部屋を一体化する、キッチンをペニンシュラ(対面)式にするなど、簡単な間取り変更に予算を回すこともできます。

2. 予算800〜1,000万円:フルリノベーションできる

予算が800〜1,000万円程度あれば、マンションのフルリノベーションが可能です。内装は塩ビクロスの壁紙や内壁塗装、床材は合板だけでなく、場合によっては無垢材フローリングに変えることもできます。
水まわりの設備に関しては、メーカー既製品の標準的なものになるでしょう。

3. 予算1,200万円:建材や機能にこだわったリノベーションが可能

マンションのリノベーションで1,200万円以上の予算がある場合は、フルリノベーションに加え、家具の造作や、機能性の高い最新機器への設備交換が可能です。内装や外壁、床材に使用する建材・素材の選択肢も広がるため、こだわりのリノベーションが実現します。

リノベーションは予算に合わせたプランを立てることが大切

リノベーションをする際は、「あれも、これも」と希望を詰め込みすぎて、つい予算をオーバーしたプランを立ててしまいがちです。リノベーション内容ごとの相場を踏まえたうえで、予算に合わせたプランを立てましょう。

実際の見積もりが予算を上回ってしまった場合は、リノベーションしたい箇所に優先順位をつける、設備や建材のグレードを下げてコストを抑えるといった工夫をしてみましょう。

ReoLabo編集部

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