リノベーションを安くするための方法やコツを紹介

リノベーションにかかる費用をできるだけ安くするには、予算を立てて優先順位をつけることが大切です。予算オーバーしてしまった場合は、壁や扉を減らす、水まわりは移動せず、模様替えや設備交換でイメージチェンジする、壁や床の素材のグレードを落とすなど、優先順位の低いところの予算を削っていきましょう。
また、大幅なリノベーションを行う場合は、依頼先の選択も重要です。

今回は、リノベーション費用を安くするためのコツを6つご紹介します。

リノベーション費用を安くするための6つのコツ

できるだけ予算を抑えてリノベーションしたい、見積もりを出したら予算をオーバーしたという場合は、次の6つの方法でリノベーション費用を削っていきましょう。

1. ワンストップ型リノベーションで中間コストをカット

リノベーションの依頼先には、リノベーションを専門に扱う会社のほか、設計事務所、地域の工務店、ハウスメーカー、不動産仲介会社と、さまざまな業態があり、それぞれ得意分野や料金形態が異なります。

大幅なリノベーションを希望する場合は、ワンストップ型のリノベーション会社がおすすめです。ワンストップ型リノベーションとは、不動産仲介から設計、施工、コーディネート(資金計画やローン相談など)の全てを一社で行うサービスです。
中間コストがかからないため、設計料や工事代金をローコストで提供している会社が多いのが特徴です。一社にすべてまかせることで手間がかからず、リノベーション費用を全体的に抑えることができます。

水まわりの設備交換のみを行いたい、床や壁の張り替えだけを依頼したいなど、部分的なリノベーションを希望している場合は、それぞれを得意分野としている依頼先を選びましょう。

2. 壁や扉を減らす

個室の数を最小限に抑えることは、大幅なコストダウンにつながります。
スケルトンの状態から新たな壁を造ると、そのたびに工事費用がかかってしまうからです。また、個室や収納につける扉の数だけ費用もかさんでいきます。

間仕切り壁がわりにスタッキングシェルフやパーテーションを使用する、ウォークインクローゼットに扉をつけないなどの工夫を凝らし、できるだけ無駄な費用を省いていましょう。

3. 水まわりは内装変更や設備交換で印象を変える

水まわりの位置変更は、リノベーションのなかでも費用がかさむ工事です。給配水管・ガス管・排気ダクトといった配管設備を移動させるためには、さまざまな工程が必要だからです。

水まわりはできるだけ既存の位置を活かしたリノベーションがおすすめです。クロスや床の張り替え、設備を新しいものに交換するだけでも十分イメージチェンジを楽しめます。

4. 壁・床の素材や設備のグレードを落とす

要望を通すと予算オーバーになってしまうが、これ以上の追加資金は難しい、という場合は、壁や床に使用する素材、設備のグレードを見直してみましょう。とくに改修面積が広い壁や床は、㎡単価を少し落とすだけでも、全体では大幅なコストカットにつながります。
素材に対する強いこだわりがないのであれば、似たような質感や色味のもので、少しでも安い素材を提案してもらうことをおすすめします。

5. できるところはDIYする

DIYが好きな人であれば、壁や床、土間などをセルフリノベーションするのも良いでしょう。とくに壁の塗装やクロスの張り替えは難易度も低く、大幅なコストカットが期待できます。
トイレや洗面所など、スペースの狭いところであれば、初心者でも十分DIYが可能です。

6. 住宅ローン減税や補助金制度を活用する

中古物件購入と同時にリノベーションを依頼する場合は、返済期間が長く金利も低い住宅ローンがおすすめです。住宅ローン減税制度が利用できます。

住宅ローン減税制度が適用される条件は以下のとおりです。

・床面積が50㎡以上
・借入金の償還期間が10年以上である
・所得の合計が3000万円以下である
・耐震基準を有している

このほか、耐震やバリアフリー、省エネなどのリフォーム工事を行った場合、条件次第では自治体の補助金を利用できます。

リノベーション費用を抑えるには予算を決めて優先順位をつけることが大切

リノベーション費用を安くするには、最初に予算をしっかり決めておくこと、やりたいことの優先順位をつけておくことがポイントです。
「コスパ重視」「水まわり重視」など、優先度を明確しておけば、予算オーバーしたときにプランを見直しやすくなります。
優先順位の低いところから削っていく、または費用を最小限に抑えることで、予算範囲内でできる限りのリノベーションを実現できます。

ReoLabo編集部

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